’01.7.28

「犬の性格も一匹で飼っている分にはよく分かりませんが、こうして何匹かで一緒にいると色んな性格が見えてくるものですね」
「そうですよ、集団生活の動物ですから順位付けだとかを絶えず意識してますし、こうして見てるだけでおっとりした子、利かん気な子色々見えますね。そんな意味でもスプラッシー・ドッグを利用してもらえると、ラムちゃんの今まで分からなかった性格が分かって新しい発見がありますよ」

ああ、また商売上手なマスターに勧められて、主人はすぐその気になるんだから。だけどマスターの言われる通りで、いろんな場面、チャンスがないとわたしの性格も発揮できないし、見ることもできないんだから。
人間社会にいると、人間社会でのわたしの性格しか見えませんが、他のワンちゃん達といるとまた違う性格も見えますし、比較することによってわたしの良さが光って見えるというものですよ。ハイ。

「なんか、ラムは初めの頃と比べて随分リラックスして、緊張感がなくなって、態度が大きくなったような気がするな」
「伏せをしていても随分と力が抜けてくつろいでいますよ。前は身構えた感じでしたよ。ラムちゃんはメグに似て、おっとりしたいい子ですよ」
ほらご覧なさい、マスターはわたしのことをしっかりと見ていてくれてるんだから。わたしはおっとりしたいい女の子なんですよ。
「集中力のある子って言うのは主人の言うことを良く聞くし、しつけもしやすい。盲導犬もそう言う子が向いてるんですよ。ミミはその点集中力は抜群ですが、盲導犬というよりは暴動犬というとこですかね、ハハハ・・。おっとりした子は集中力はちょっと・・・」
「ラムは食べ物を見るともう集中しぱなっし」「ラブは食べ物命!ですから」

なんか風向きがあやしくなってきました。おっとりしてて、食べ物命だと・・・肥るしかないじゃ〜ないですか。マスター、今年は何回か海に行って、きっとスマートになりますからね!。その時はどうかシャンプー、よろしくお願いしま〜す。