’01.8.27

曇りの予報が外れて朝からいい天気です。これからまた秋の長雨が始まるとのこと、憂鬱な秋雨の向こうに、抜けるような秋空がやって来るのならば仕方ないでしょう。
きょうは久し振りにお子さんがやって来ました。まもなく3才になりますが、相変わらずご主人達は、会うとでれでれ状態で、こんな日はわたしへ気を使ってくれる時間はほとんどなくなります。まぁ〜仕方ないでしょうとあまり期待してなかったのですが、お昼はお子さん同伴で、ドッグ・カフェへ行くことになりました。

いつものようにわたしは主人の横、お母さんとお子さんは後ろの座席に乗って、いざ出発です。
しばらく行くと、信号にさしかかって赤で止まりました。この程度のブレーキは日常茶飯事、わたしは前足をふんばって残します。うしろでゴト!と音がしたと思ったら、わ〜んと言う泣き声、見るとお子さんが座席から転げ落ちて泣いているではありませんか。すかさずお母さんが抱きかかえてあやします。どうかご主人様、運転はくれぐれも優しくお願い致します。
かくして無事(お子さんは転げ落ちましたが、大したことはありませんでした)に、ドッグ・カフェに到着です。

日曜日とあって一杯のお客さん、多くのワンちゃんが来ています。ワンちゃんが入ってくる度に、お店にいるワンちゃん全員が注目です。わたしはあいさつもそこそこに、テーブルに着きます。
テーブルに着くといってもわたしはテーブルの下、お子さんは大きな椅子にご主人達と座りました。お子さんは初めてにしては落ち着いているので、わたしもホッとしてあたりを見渡すことができました。
しつけ教室の後ということもあって、元気に吠えたてるワンちゃんもいます。一人が吠えると、お店の中に一瞬緊張が走って、何だか一斉に吠え出します。暫くして静かになると、また落ち着いた雰囲気が戻ってきます。
こんな様子を落ち着いて見ていられるって、わたしも随分と成長したものだと我ながら感心します。ご主人達はさぞかし美味しいお昼をしたのでしょう、満足そうにしてお店を後にしました。
帰りの車の中でも、お子さんは2回ほど座席から転がり落ちて泣きました。それでも車から降りる時 「またワンワンいく」というところをみると、よほどわたしたちの社交場が気に入ったようです。今度はチャイルドシートをして、わたしのようにしっかり足を踏ん張って、転がり落ちないようにしましょうね。