’01.8.28

いつものように朝の食事が終わって用をたした後、主人と顔を合わせると、この頃必ず主人はわたしの顔を見つめます。そんなに見つめられると、なんだか恥ずかしくなってしまうのに。
つい目をそらすと、「大きな目やにが付いてるな。取ってやろう」そう言って家の中に入っていきました。なんだ、わたしの顔を見てたのは単に目やにが付いていたからなのか。
出てきた時には手にウェット・ティッシュを持って、わたしに 「上がれ」とベンチを指差します。毎朝のことですので、次に何をされるか分かります。ベンチに座って顔を突き出していると、主人はわたしのあごに手を添えてウェット・ティッシュで目を拭いて、目やにを取ってくれます。小さい頃から目やにはよくでます。潤んだ瞳からは、目やには出やすいものなんでしょうか。

目やにを取ったティッシュで、こんどは耳の中を拭いてくれます。汚れたままで汚いなと思っていたら、目を拭いたティッシュを半分に折って、きれいな面で拭いてくれるようで安心しました。
決まって最初に左の耳の中から拭いてくれるのですが、拭かれると自然と顔が左に傾くのです。そして喉の奥がグググゥと鳴るのです。
「そうか、気持ちがいいのか」 主人はそう言って、こんどは右の耳を拭いてくれます。同じように顔が右に傾いて、喉がグググゥと鳴ります。拭いたティッシュをわたしの目の前に差し出してくれるのですが、見てビックリ、こげ茶色の汚れがついています。
耳の中は特に汚れが激しいので、クリーナー液を耳の中に入れて、揉むようにして汚れを取る方法があるようですが、わたしはティッシュで拭いてもらう方が、気持ちがよくって好きです。

耳掃除の後は顔を拭いて終わりです。仕上げの顔拭きですから、当然新しいティッシュと思っていましたら、耳を拭いたティッシュを何回もひっくり返しては、きれいな面を見つけて拭いてくれるので嫌になってきます。1g 2000円の化粧水を使う人間様とはえらい違いです。

さあ、今朝の洗顔も一通り終わって、張り切って充実した一日を過ごしましょう。それにしても、あまり変わりばえしない顔ですね。すいません。