’99.10.23

今日は珍しく朝から主人が遊んでくれました。綱引きから始まって、ボール遊び。綱引きは綿の紐で両端がこぶしのようになっているものです。
主人も最近は体力がないと見えて、綱引きはわたしのほうで少し手加減をしています。噛んだ紐を少し放すのですがそのすきに紐を取り上げて、一方のこぶし端を門柱の隙間に挟むのです。わたしはもう一方のこぶしをくわえては、門柱から紐を放そうと力を入れて引っ張るのですが、その間主人はニコニコしながら「ガンバレ、ガンバレ」とけしかけるのです。

ボール遊びはわたしの得意とするところ、投げられたボールは飛んで行ってくわえては主人のところへ持って帰ります。レトリバーの本領発揮です。しばらくそうして遊んでいましたが突然主人が家の中に入って何かを握って出てきました。・・臭うぞ、何か臭う。これは間違いなく、カリカリのドッグフードに間違い無い。しばらく遊んだのでおやつでもくれるのだろうと思いました。

突然主人がボールを投げました。さー、取ってこいと言っています。わたしはボールに向かって走り始めましたが、おやつがあるのを思いだし引き返して主人の前に座りました。「おやつがいただけるのでしょ。早く下さい。」わたしはそんな気持ちでじっとおやつがもらえるのを待っていました。

主人はぶつぶつ言いながらボールを取ってきて、また投げました。わたしは当然おやつがもらえるものと思って、ボールには気を取られずおやつのほうを見てじっと座ってました。こんなことが何回か続きました。主人は何をしているのか、早くおやつをくれ、・・いや下さい。(つづく)