’01.10.19

毎年この時期は秋雨前線が居座って梅雨のような長雨になるのですが、今年はザーっと2、3日降ってはカラッとした秋晴れが続きます。女心も陽性になったのでしょうか。今日も雨上がりの良い天気です。
夕方の散歩も涼しさを通り越して、寒ささえ感じます。夕日に当たって出きる影法師も長くなって、わたしのシルエットも縦長寸胴で随分と醜くなりました。

前にもそんな話しを耳にしたことがあるんですが、主人に対するわたしの態度が冷たいと、主人とお母さんとで会話しているのを何回か聞いたことがあります。
確かに何日か前の夕方、お母さんと一緒に歩いていると、向こうからくる会社帰りの主人に会いました。わたしは主人が来たなとは思いましたが、別段愛想をつく訳でもなくそのまま通りすぎたのですが、その時二人してわたしの態度が冷たいと話していました。
主人が出掛ける時、帰ってきたとき大騒ぎして送迎することを期待しているんでしょうが、チラッと見ては尾っぽをヒュヒュヒュと振るだけでそっぽを向いてしまうので、それが冷たいと言っているようです。
ところがきのうの雨の日、ちょっとしたことで、主人のわたしに対する「冷たい」という評価が大いに変わったようなんです。

夕食が済んで、玄関の外でぼんやりと雨の庭を眺めていました。すると傘をさして、両手に一杯の荷物を持った主人が帰ってきたのです。
わたしは庭の扉に飛んで行って、左手で扉を開けました。開いた扉を鼻で押しやって、さらに大きく開けたのです。「ラム、サンキュ〜。助かったよ」。
玄関に荷物を置いた主人は、わたしの頭をなで、ほっぺを握って思いっきり撫でてくれました。いたく感激してくれたようです。

わたしにとっては、特別の事をしたという気持はないのですが、なにか役に立つ事をして誉められたいなという気持はいつも持っています。ただ言われてからでなく、自分からそうした行動をしたということは、大いに誉められて良いと思いますが。
日頃のわたしの態度で、ボスに対する接し方と言うのはなかなか複雑なものがありまして、決して冷たい態度を取っているのでない事は分かって欲しいのでありますが・・・。