’01.12.20

冬晴れのいい天気です。放射冷却とやらで朝はキンとした寒さ、庭に出ただけで眠気は吹き飛んでしまいます。カリカリのドッグフードは変わりばえしませんが、この時期はその上にかけてくれる牛乳が暖かいので助かります。
庭で用たしが済むと、主人がベンチに上がれと言います。最近このベンチに上がるのがちょっぴり苦手になったのです。というのも、後ろ足を上げるのにいつも右足から上げるのですが、右足がベンチの上に上がらなくなったのです。何回やっても上がらないので仕方なく左足を上げるんですが、左足はすんなり上がるんです。
ですからベンチに上がる時は、はじめから左足から上がればいいのですが、いつもの癖で右足から上がろうとするものですから、上がるのに時間が掛かるのです。そんな様子を見て、最近は主人が右足の下に手を出してくれます。ほっといてくれれば、左足で上がれるのにと思いながらも、ちょっぴり悲しくなります。

ベンチに上がると、いつもはウェットティッシュで顔を拭いてくれるのですが、今日は湯気の立ち昇るタオルでわたしの体を拭いてくれます。これがまた気持ちよくて、体の臭いと抜け毛がきれいさっぱり取れたようです。 「これで準備よし」
玄関に戻るといつもはゲージに直行ですが、今日は主人がリビングに上がって来いというのです。そうか、いよいよ本格的な冬到来と言うことでリビングの暖かな床マットでしばし休ませてもらえるようです。毎年のことですが、冬になるとこうしてテーブルの下にひいてあるマットが、わたしのひと時の居場所になります。
ただ辛いのは、このテーブルの上で主人達が食事をするものですから、それを我慢するのが容易なことではありません。今朝も食事が始まりました。

「サリーの家はどこにおこうかしらね、サンルームだと夏暑くって、冬は寒いのではないかしら」 「いっそのことラムの家を2階建てにしたらどうかしら」 「ウ〜ん」
テーブルの上では、こんど来るわたしの妹の家の心配をしているようです。わたしはまだ直接会ったことがありません。さてさてどんな妹がくるのか、どんな生活が始まるのかしら、今から楽しみです。