’02.1.17

しばらく日記を書くのをご無沙汰しました。春の陽気が続いたと思っていたら、きのう今日と本来の寒さが戻ってきて、久し振りの雨になりました。
この所のわたしの生活は、判で押したような変わりばえのしない毎日です。前と違う所は、居間にいる時間が多くなったことと、ゲージで寝ている時間が増えたことでしょうか。それとお母さんがいなくなったことです。

朝、食事が済んで庭で用を足したあとは庭でぷらぷらするかすぐゲージに直行でしたが、最近は居間に上げてもらいます。
主人が台所で右往左往している後ろを、わたしも右往左往して付いて回ります。その内上の兄さんが2階から降りてきて、朝食が始まります。その間わたしはテーブルの下で横になっていますが、時々主人の手が伸びてきて、レタスの葉っぱなんぞにありつけることがあります。

朝食が終わると上の兄さんが出て行きます。間もなく主人も出て行きますが、出掛ける前にもう1度庭に出してもらって、用足しをしてゲージに入ります。玄関の隅には水の入った容器が置いてあり、廊下にはバリケードがしてあります。ゲージの扉は開けた状態で主人は玄関から出て行きます。そんな状態でお昼過ぎまで過ごしますが、わたしはもっぱらゲージの中で寝ていることが多いです。

午後になってから主人が戻ってきます。玄関が開くと同時にわたしは庭に飛び出して行きます。主人の歓迎もそこそこに庭で用足しをして、しばらく庭で時間を過ごした後また居間に上げてもらいます。こうやって主人と居間で過ごすなんて、かつてなかったことです。
夕方4時頃になると主人が散歩に連れて行ってくれます。コースは決まって花見川までの往復です。
散歩から帰ってくるとすぐ夕食を食べさせてくれます。そして、朝と同じような状態で主人はまた出て行きます。この時間も、もっぱらゲージのなかで寝ています。

よるの7時過ぎには主人が帰ってきます。時々手に袋を提げているので、覗き込んで匂いを嗅ぐと懐かしい匂いがします。お母さんの匂いです。
また、主人は台所で右往左往しています、わたしも後ろに付いて右往左往してからテーブルの下で休みます。その後はゲージに入って本格的に寝ることになりますが、何とも変わりばえしない毎日が続いています。