’02.3.9

遅咲きの梅も満開、ひばりも鳴き始めいよいよ春本番を思わせる天気になりました。
早いものでサリーが来て1ヶ月が経とうとしています。サリーはラムの世界にもすっかり溶け込んで、というより、わたしがサリーのペースにすっかり乗せられて、今までの落ち着いた生活が一変、騒々しい毎日を送っています。

サリーと一緒になる庭での生活は、唯一の避難場所であるベンチの上も何だか危うくなりつつあります。
来てしばらくは、サリーのなされるがままにさせていましたが、最近は挑発的な態度でわたしにじゃれついてきます。しばらくはうるさいこともあって、叱りつけてはわたしの方で避けていましたが、あまりのしつこさに根負けしてしまいました。
挑発に乗って、こちらもサリーの相手をしてやることにしました。そうなるとわたしも容赦はしません。歯をむいてサリーを迎え撃ちます。サリーも負けずに、わたしと同じような唸り声をあげて向かってくるようになりました。
サリーのなすがままから、うるさくて逃げ回って、うるさくて叱って、そして今では相手をするまでにわたしも変わってきました。
ガウガウ言って歯をむきますが、決してサリーに噛み付くようなことはしませんし、いつもひっくり返って相手をしてやります。サリーもそのことが分かってきたように見うけられます。

庭での共同生活もお互い様子が分かってきて、こんどはいよいよ庭を出て、一緒に散歩をするようになりました。大袈裟に言えば、サリーもいよいよ社会に一歩を踏み出したことになります。
お母さんも車に乗って、買い物に出かけるようになりました。お母さんとサリーの社会デビューも着々訓練を積んでいます。わたしも早くお母さんと一緒に、サリーの里帰りに立ち会いたいものです。