’02.3.15

今日は雨の暖かい朝です。桜のつぼみも一段と大きくなり、開花のたよりもちらほら聞かれます。いつもは朝の散歩に行くのですが今朝は中止、それも雨のせいばかりではなさそうです。
サリーとの散歩も慣れてきたということで、きのうはわたしの散歩道のフルコースを回ることにしました。家を出て、浪花橋を渡りサイクリングロードを上って、汐留橋を回って帰ってくる4キロのコースです。汐留橋までの3キロコースを経験しているので、多分大丈夫だろうとで出掛けました。

浪花橋で偶然にも、黒ラブの同じような子に出会いました。
「同じくらいですね、何ヶ月になりますか」 「4ヶ月です、おたくは」 「同じくらいです」 「ふっくらとした感じでおとなしそうですね、うちはカリカリでもう落ち着きがなくって困ります」 「そうですか・・・」
主人はちょっぴり得意になって散歩をつづけました。

サイクリングロードを汐留橋までの中ほどに差し掛かった頃から、サリーの歩きが遅くなりました。それまではわたしと頭を並べて軽快に歩いていたのですが、突然立ち止まったり歩調が遅くなったりして、引っ張られるような感じの歩き方になりました。
アスファルトが良くないのかなとサイクリングロードに沿ってつづいている、芝生の生えた道路を歩くことにしました。そこには枯れ枝やつたの切れ端や木片など、色々なものが落ちています。そんなものにでくあす度に、サリーは立ち止まりくわえて持ってきます、散歩にもなりません。
なんとか汐留橋までやってきて、そこで一休み、帰り道はわたしとサリーが一列になって、一列といってもわたしとさりーの間は1〜2メータを伸び縮みしながらやっとの思いで家にたどり着きました。

夕方の散歩も出掛けてみたのですが、朝の散歩の帰り道と同じような感じで、サリーの歩調がしっかりしません。そんな訳で、今朝の散歩は中止と言うことになったようです。
きのうは夕方の散歩を早めに切り上げて夕食を取りましたが、サリーの食欲を見る限りは別段体調が悪いということはなさそうです。
食事は、わたしとサリーの食器を少し離して置いて、一緒に食べ始めます。食べ物は違いますが食器の大きさと量は全く同じです。わたしの食事の前のお祈りは、サリーが来たことでサリーと一緒にすることになりました。
主人が器を立ったまま両手にもって前に掲げます。わたし達は座って食器に注目している間、主人がお祈りをして、最後に「いただきま〜す」といいながら食器を置くと戦闘開始です。
サリーはわたしが食べ終わらないうちにわたしの方にやってきて、食器に頭を突っ込みます。あっけにとられていると、あっという間にわたしの残りを平らげて行くのです。
ひどいときには、まだ自分の食事が残っているのにわたしの分を残らず食べていって、また戻って自分の残りを食べると言う作戦にでます。この時もわたしはただただ呆然と眺めるだけです。
そういうことで、食欲を見る限りにおいてはなんの心配もなさそうです。
さてさてこの後サリーの、どんなわたしに対する挑戦があるのか、思うだけでぞっとします。