’99.11.14

今日も朝から良い天気。抜けるような青空、11月半ばと言うのに何と暖かな日より。こんな日は、何となしに予感がする・・・そうです、教育の予感がします。そう言えば「キャッチ」の勉強が残っています。絶対の自信を持って、今日は主人が教室を開く。主人がやってきました。

「キャッチ」、その意味する事は少し分かりかけてきました。手元から投げられたもの、離れて置かれたものを取ってくる事、大体の事は察しがつくのでくわえてきては主人の所へ持っていきます。「グー、グー」、主人がグーグーといえば大体満足しているしるしです。

主人が家の中に入りました。そして拳をにぎって出てきました。拳の中にはわたしの大好きなドッグフードが握られているに違いありません。これくらいの記憶はわたしにだってちゃんとあります。

迷うナー、ドッグフードの魅力に。「キャッチ」が出たらどうしよう。「キャッチ」思う間もなく出ました「キャッチ」のコマンドが。・・・・・・そうか、「キャッチ」はコマンドなんだ。投げられたのは、綱引きに使う木綿の紐でした。迷うことなく紐に向かって一目散。くわえてきては主人のところへ運びます。「グー、グー」と言って主人はカリカリのドッグフードを一粒くれました。

いささか主人の拳の中が気になりましたが、「キャッチ」の指示には従わねば。今回は前と違って、何回も何回も頭を撫でられ、教育は終わりました。「キャッチ」ってコマンドだったのか。