’02.6.27

梅雨の長雨と梅雨寒、うっとおしい毎日が続きます。
こんな日は庭に出る事もできず、居間で寝ているかサリーと遊ぶかしかありませんが、どうもわたしと共有する空間は、サリーに占有されてしまったような感じです。

庭ではトイレの後砂利を足で蹴飛ばし、テリトリーを主張するサリーです。おかげで砂利が玄関先のタイル敷きまで飛んで行くので、主人が掃いては砂利を庭に戻している所を見ると気の毒でなりません。わたしはというと、仕方なく庭の隅っこでトイレをすることにしました。
実家に帰ると小さくなるサリーですが、わたしには対等に向かってきます。最近はわたし以上に荒げた声をあげて、歯をむきだしてわたしにガウガウと言ってきます。声も甲高い裏声から大人びた声に変わってきました。

今日のような雨の日は居間で過ごす時間が長くなります。主人も最近は家にいるので、居間でサリーの相手をする時間が多くなりました。どういう訳か、わたしはそんな時大体ケージの中で見学する事にしています。
しきりと 「テイク」、「ギブ」、「アウト」 というコマンドが飛んでいます。見ているとサリーは「テイク」でおもちゃや靴やスリッパをくわえてくるのですが、主人がしきりと「ギブ」「ギブ」と言うのもどこ吹く風、あっちふらふらこっちふらふら、ケージの中のわたしにまでみせびらかして、なかなか主人の所には持って行きません。傍で笑いながら見て見ているお母さんの所に持っていく風をして、またくるっと引き返してきます。
なんだかんだしながら、最後にはもったいぶった様子で主人の所に持って行きます。受け取った主人が、あんなにじらされたのに、これまた大袈裟に誉めてやるのです。よく主人も我慢しているものだと思います。見ているわたしの方があほらしくなって、大きなあくびが出てきます。

そんな時間を過ごした後は、以前わたしのものであったソファーの上で寝そべって、わたし達の方を見下ろしています。このソファーも私のものよ、とでも思っているのでしょう。
そして最後は疲れたのでしょう、わたしのケージの前でへそ天にして大の字になって寝てしまったのであります。無邪気と言えばかわいいのですが・・・。