’02.7.2        .

今年も半分が過ぎたことになります。サリーの体も大きくなり、一見わたしと変わらない感じです。大きくなった分、トイレもある程度コントロールできるようになったようで、家の中ですることはなくなりました。だけど、お腹の調子の悪い時は朝まで我慢できず、ケージの中ですることがあります。

そんなことがあるので、明るくなるのが早くなると共に朝一番庭に出る時間も早くなりました。五時半が五時になり、今では四時半頃には庭に出してもらっています。カラスが鳴き始めるのは日の出の30分前だと言われていますが、庭に出る頃は外も明るくなっていて、カラスがしきりと鳴いています。

30分位サリーと二人して庭で過ごしますが、サリーは相変わらずあっち行ったり、こっち行ったりして裏の原っぱから庭に上がってくる丸虫を追っかけては食べています。わたしはサリーの行動を見ているばかりですが、主人が庭に出てくる頃には大体二人とも朝のウンチをしています。
主人がさっさと片付けられるような立派な時は、何となくその日1日の主人の機嫌はいいようです。わたしは何を食しても良いものが出るんですが、サリーのものが悪い時は主人の機嫌は余りよろしくありません。一人ブツブツ良いながら片付けています。
サリーのお腹も強くなったようで以前ほど下痢はしなくなりました。木片が入ったり、丸虫の殻が白くなって入っていたりしながらも、しっかりしたモノが出ています。びろうな話しで恐縮ですが、毎日の健康状態をしるにはやはりモノの状態を見るのが一番です。

モノの始末が終わってから、天気と主人の腰の状態が良ければ花見川一周コースの散歩に出ます。五時から六時位、約1時間掛けて4キロの散歩です。
主人を見てて感心なことは、どんなことがあっても外面が明るいことです。散歩の途中行き交う人には「おはようございます」と挨拶をします。明るく返事を返してくれる人も居ますが、皆さん真剣な顔をして、もくもくと散歩をしています。何か辛い行をしているようにすら見えます。

散歩から帰ってくると朝食です。サリーは食事の前のお祈りも上手にできるようになりました。決まって左にサリー、右にわたしが座ってサリーは右手、わたしは左手を主人の左右の手に乗せてお祈りをします。わたし一人の時は右手を出していましたが、今は左手を出してうまく主人の手に乗せることができるようになりました。
「天の神様、地の神様、人の神様、ど〜かこの子達が立派なワンちゃんになりますように、お母さんが早く元気になりますように、それではいっただっきます」
サリーもわたしも、自分の食事が終わると必ず相手の食器を覗いてなめるのですが、感心なのはサリーが先に食事を終えても、わたしが終わるまで自分の食器をなめて時間調整をし、わたしの食べ終えるのをまっていることです。こんな気配りも出来るようになったかと思うとうれしいです。

最近は雨の日が多いので朝食の後、家の中で過ごすことが多くなりました。居間に上がって、サリーが決まってすることは玄関のたたきにある靴をくわえて持ってくることです。
主人に叱られるかと思いきや逆に褒められたして、「テイク」と言われてもう片方の靴を持って来ています。「テイク」のコマンドの良い勉強になるようです。

カーペットの上では、二人して寝転んで口先だけのガウガウを始めます。だんだんエスカレートしてくると、サリーは立ち上がって庭でするような本格的なガウガウを仕掛けてきます。仕方なくわたしも応戦します。
「二人ともうるさい、ラム、ハウス」 どういう訳かわたし一人ケージに戻されるのです。わたしもその方が落ち着いて寝れるのでいいのですが。最近は時々、わたしの方から自発的にケージに入ることもあるくらいですから。
サリーはというと、居間の中をうろうろしながら主人達にかまってもらっています。わたしと過ごす時間よりも、主人達とこうして過ごす時間のほうがふえたかもしれません。そのうちわたしはケージの中で眠りにつきます。大体こんな調子で、1日の午前中が過ぎるようです。