’03.1.12 .

静かな朝です。いつもの時間になっても、隣のケージからは何も声がしません。そうか、サリーはいないんです。今朝はもう少し寝ていなくてはと思っていたら、2階から主人が降りてきました。

いつものように花見川一周の散歩、違うのはサリーがいないだけです。わたしはサリーがいなくて、ちょっぴり寂しいと思っているのですが、主人が言うには、わたしはすごくうれしそうに見えるというのです。

「寒いだろうな、ちゃんと寝れたかな〜」「・・・・」
「きのうは何時に寝たんだろう、朝はトイレが我慢できたかな〜」「・・・・」
「食事はちゃんと食べてるかな〜」「そんな心配すること・・・」
「電話してみようか」「止めときなさい、はずかしい」

居間に入れてもらってテーブルの下で休んでいると、食事をしながら主人とお母さんの会話が聞こえてきました。会話の中味の主はサリーです。あのサリーに限って、そんな心配は無用と思いますよ。だけど、今朝はどうしているでしょうか。
今まで人と同じ住居にいて、いきなり広い犬舎で一人夜を過ごすのは寂しいことでしょう。様子を見ると、どうもサリーが寂しいよりも、こちらの主人たちの方がきにしているみたいです。

お陰さまでわたしの方は至って快適。そうです、サリーの来る前はこんな快適な生活をしていたなんて、すっかり忘れていました。
夕食もいつもの時間に、ただお祈りの時もわたしひとり。お祈りの場所は昔には戻らなくって、今まで通り右側。急いで食べなくても、競争することもなし。わたし一人。