’03.1.17

サリーがいなくなっても、朝の5時過ぎには庭に出て用足しをします。わたしが催促するわけではないのですが、主人は起きてきてはわたしを庭に出してくれます。
いなくなって2、3日は、サリーの鳴き声がしたと寝ぼけたことを言いながら2階から降りてきましたが、もう幻聴も治まったと思うのですが。

いつものように6時過ぎて、あたりがほのかに見え始めた頃に、いつもの花見川一周の散歩にでかけます。ここのところこの時間は気温も零下になって、外にある水道も凍っています。
サリーがいなくなってからというもの、リードも以前のショートリードにしてもらって、主人の左脚より顔一つ先を歩きます。サリーと一緒の時は、わたしの鼻先をサリーがあっちふらふら、こっちふらふら歩くものですから、わたしの位置も定まらなくて困ったのが全くうそのようです。

冬のこんな寒い時間の散歩でも、毎朝会うワンちゃんは決まっています。顔なじみのワンちゃんとすれ違う時、主人は決まってワンちゃんのご主人とあいさつをするのですが、サリーがいなくなってからというもの、先方のご主人から掛けられる声は決まったように、
「黒いワンちゃんはどうしました」 「ちょっと旅に出ています」 「それはそれは・・・」。

そろそろいなくなって一週間が経つので、わたし一人のさんぽでも尋ねるご主人はいなくなりましたが、めずらしく今朝は尋ねられました。
いつも会うシェットランド・シープドッグのご主人で、主人があいさつしても軽く会釈を返すだけの人ですが、今朝はめずらしく立止って心配したような様子で
「黒いわんちゃんはどうされました」 「ちょっと旅に出ています。・・・訓練所に入れました」 「そうでしたか」

主人もいつも会うワンちゃんのご主人も、すれ違ってあいさつするだけのようですが、ちゃんとワンちゃんの様子も見ているんですね。いつもの様子と違うと気に掛けてくれる、うれしいことです。
それにしても、ほかのワンちゃんに会うと飛んでいってあいさつするサリーだから気がついてくれるのかも知れません。もの静かなわたしがいなかっても、気がついてくれるかしら・・・な〜んて思ったりして。