’03.1.26

昨日までの強風がうそのような穏やかな朝です。風が無いと、日差しは結構暖かく感じるようになりました。
朝一番、居間に入ってきてわたしをケージから出してくれるのは、この2、3日決まってお母さんです。時間は7時前、カーテンを開けるとぱっと明るい日の光が差し込んできます。
庭に出してもらい、用を足してぶらぶらしているとお母さんが朝食を出してくれます。朝食をして、また居間に入れてもらう頃、主人が居間に入ってきます。 「おはよう」

サリーがいなくなって数日は、サリーがいつもモーニングコールする時間に主人は居間に入ってきて、わたしを庭に出してくれ、食事の前にいつもの花見川一周の散歩に出掛けていました。
ところがこのところ、主人の行動がめっきり少なくなって、昼間連れて行ってもらっていた散歩にも行かない日があります。サリーがいなくなって、今ごろショックが出て来たのでしょうか。

「まいったな〜。体にいいと思っていたんだが。確かに持久力もついてきたし、早歩きも苦にならなくなってきたのに」
「早足の散歩は、脊椎や腰の関節には負担がかかってよくないんだって」
「もともと痛い腰が、なんだかズボンも履けないんだから情けないったら」
主人の独り言からすると、随分腰を悪くしているみたいです。もともと慢性の腰痛もちではありましたが。
「しばらく静かにしていると、少し痛みはおさまるでしょうと先生は言っていたけど、ラムの散歩も当分近くだけになるな」

サリーがいたらそんなことでは承知しないでしょうが、いなくって良かったというものです。それにしても、動くたびに「よいしょ」だとか「どっこい」だとか、主人の後ろをついて歩くとなんとも賑やかなことです。