’03.2.17

きのうの雨がうそのような良い天気、と思って裏庭の原っぱを見たらうっすらと雪がつもっているではありませんか、雨が雪になってあがったようです。
朝の寒さもお日様が登るとともに温かくなってきました。この天気では岡山からやってくる文太、大吉君ご一家には好都合な天気になりました。

ご一家が何時ごろに着くかも確認しないで、午後の2時頃わたしは主人とお母さんと一緒にお目当てのスプラッシーさんに出向きました。ここからが何とも不思議な偶然の始まりです。
店のシャッターは下りていて、裏戸も鍵がかかっています。予定の片道2時間の散歩に出掛けている最中でしょうが、念のため主人は近くの公衆電話まで行ってお店に電話をしたようです。今時携帯電話も持ってないところが、もはや頑固な年寄りと言ったところでしょうか。
わたしはお母さんと車の中で待つこと15分位、戻ってきた主人はやはり散歩に行っているようなので、わたし達も天気がいいので幕張海岸まで行ってみようということになりました。
どういう訳か金600円を払って幕張のマリーンスタジアムの駐車場に吸い込まれた車は、駐車場の一番奥に止めて3人でスタジアムの周りをあてもなく散歩しました。この時期は野球がある訳でもなく、球場の回りはガランとしています。
フリーにしてもらったわたしは球場の回りをうろうろして、不覚にも大をもよおしたのであります。「ラムのうんち代600円也だな」といってわたし達は駐車場を後にしたのであります。

これだけの時間を費やしたのも偶然ですし、駐車場を出て左折して行ったのも偶然です、しばらく直進すると9頭のラブを引き連れた軍団に遭遇したのであります。
「あら〜」「あれ〜」偶然にもミミ、ハチ、メグ、大祐、文太、大吉、ローラ、ウレア、リプルの面々に会ったのであります。なんとも不思議なご対面でした。

あらためてスプラッシーのお店ではじめての文太、大吉君にご対面、初対面の文太君がわたしに不思議と興味を示してくれるのであります。
「ラムはシャイなんです」 「文太もシャイなんです」
お話を聞くと、4才になる文太君はサリーの兄弟になる大吉君との関係が、わたしとサリーとの関係のようにいつも大吉君の陰となって守ってやっているとのこと、大変好感の持てる紳士でありました。
大吉君はというとこれがまたたくましいおのこ、わたしも惚れ惚れとするような立派なワンちゃんになっていました。これで一通り一才を過ぎたメグちゃんのお子達に会ったわけですが、男の子はみんな大きくてたくましい素敵なワンちゃんになっています。女の子のウレアちゃんはますます色白の美人になってわたしにじゃれついてきて、一瞬サリーを思い出してしまいました。

早春の幕張の浜で海に入りひと泳ぎした9頭のラブ友達のシャンプーが終わらないうちに、スプラッシーさんを後にしたのでありました。