’03.2.19

あの時はどうだったろうと’01.10.14の日記を見てみました。
庭にある小さなベンチの上に乗ることが辛くなったことが書いてあります。写真を見る限りでは左足からヨッコラショという感じで乗っかっていますが、実はその前は右足からいとも簡単にベンチに上がっていました。
その右足が上がらなくなって、左足から上がり始めた頃の写真です。今ではどうかというとその左足もあがらなくなって、写真にこそ撮られてはいませんが、両の足を一緒にベンチに乗せて上がっています。言ってみればかえる飛びのような格好でベンチに上がっているのです。
何でこんな話になったかというと、最近はサリーがいないものですから、暇を持て余した主人がまたぞろわたしに訓練を始めたのであります。その訓練で、後ろ足ならぬ前足をかえる飛びのように上げたものですから、それを見ていたお母さんからも笑われ、えらく恥ずかしい思いをしたのであります。

わたしに訓練を教えるには、「ドッグフードの3粒もあればいい」とは主人が勝手に言っていることですが、全くその通りなので悲しい限りです。
その訓練とは「座れ」「伏せ」「座れ」のコマンドを3秒間隔くらいでだされ、歯切れ良くやってのける訓練です。JKCの訓練課題の「伏臥」に相等する内容ですが、わたしは「座れ」「伏せ」までは極めてスムーズにやってのけられるのですが、最後の「座れ」が何ともできないのです。単に「座れ」はできますが、伏せの状態から「座れ」のコマンドがどうしてもできません。
この訓練のとき主人の手にドッグフードが握られていると、伏せの状態で「座れ」のコマンドが出ると、吠えてみたり、でんぐり返ってみたり、伏せの念押しをしてみたり、フード欲しさに色んなことをやるのですが、座れのポーズだかはどうしてもできないのです。

主人がフードを握った手を、伏せをしたわたしの頭上に掲げるものですから、わたしもついついつられて上半身を持ち上げると座れの姿勢になります。すかざず「グ〜、グ〜」でフードがもらえます。
こんなことを繰り返しているうちに伏せから「座れ」のコマンドで、座れのポーズができるようになったのですが、そのなり方が前足でのかえる飛びで座れのポーズになるものです。
この方が早く座れのポーズになれてフードを早くもらえるという計算からというのは屁理屈で、もはや片足では体重を支えきれないのであります。

かくして今日は格好はともかく、「座れ」「伏せ」「座れ」の連続技をなんとかマスターできたという記念すべき日でありました。明日まで覚えていればいいのですが・・・。