’03.2.26

今日は三寒四温の暖かい日に当たるようで、ずいぶん暖かく感じます。これが平均気温の10度くらいといいますかから、今年は随分と寒いのでしょう。
暖かくなると主人の花粉症が目を覚まし、外出はマスクをして出るようになりました。そんな訳でわたしの散歩もマスクをかけてのお出ましです。

午前10頃からの散歩でここ2日ばかりは歩く速度はゆっくりですが、花見川一周のコースを回っています。
花見川は海に近い所は護岸工事がしっかり施されています。わたしの散歩するあたりも川岸はコンクリートが打たれていますが、川は掛け上がりの所まで茅やよしが生えていてこれがかえって自然の状態をつくりだしているようで、川に生息する動物にとっては好都合のようです。この時期は大きな鯉が群れをなしてこの川岸を漂っているのが良く見えます。

散歩する速度はわたしの歩きかたに大いに影響を与えます。わたしはリードを引っ張るような事はないのですが、以前のように速足で歩いてくれると調子よく主人の横に付いて一心不乱に前を向いて歩いて行きます。
ところが今日のようにゆっくり歩かれると、わたしの普通の歩き方だと主人の前に出てしまうので、ちょっと歩いてはすこし立止まるようになり、まことにリズムに乗れない歩き方になってしまいます。そうするとついつい道の脇の草を嗅いで見たり、落ちているものの臭いを嗅いで見たり余計な動作がはいって、主人に遅れを取る事があります。

ただただ歩いて回る散歩ですから、この余計な動作は散歩のリズムをくずしてしまい、主人にとってははなはだおもしろくないようです。
どうせ腰が悪いのですから、ゆったりとあっちふらふら、こっちふらふらするような散歩で良いと思うのですが、どうも同じリズムで真っ直ぐ歩くと決めているようで、これがわたしのテンポと合わず、結局わたしにチョークがはいるのです。

愚痴を言うのはこれくらいにして、川面はきらきらと春の日を受けて輝きはじめました。魚達も動き始めて本格的な春はもうすぐのようです。2月はもうすぐ逃げて行くのでしょう。