’03.3.13

久しぶりに風もなく穏やかな春の天気になりました。こんな日は気分も明るくなって、見るものが眩しく感じます。
主人の花見川一周コースの散歩も復活しましたが、何と言ってもお母さんとの散歩が復活したことがことの外わたしにとってはうれしいことです。今日のような穏やかな日を選んで、お母さんはわたしを散歩に連れて行ってくれます。

脳出血を発症してから1年と3ヶ月になります。右手右足が不自由ですが食事の後片付けや洗濯は随分前から自分の仕事として始めましたし、今度はわたしの散歩までやってくれるようになりました。
「ラムが急に引っ張るようなことがあるとリードを放したほうがいいよ」
心配げに主人が声を掛けます。わたしが急に引っ張る・・・う〜ん、床屋のしろ君に会ったら自信がないかな。
どういう訳かしろ君とは気が合うので会うといつも傍に寄って行きます。しろ君は迷惑がるのですが、かまわずリードを引っ張って近づくものですから以前主人やお母さんに叱られました。最近は散歩の時間が違うようで、あまり会うことはありません。

お母さんがゆっくり歩くので、わたしも道の脇の臭いを嗅ぎながら付いて行きます。立止って久しぶりに会う近所の方ともお話をすることが多いので、そんな時も傍で静かにしています。決してお母さんのことを引っ張るようなことは・・・。
こうして、穏やかな天気の日にお母さんとゆっくりと日を浴びて歩いていると、また春の訪れを感じる散歩となりました。