’03.5.17

「カメラを向けると意識して決してカメラ目線をしないけど、この集中力はたいしたもんだ。」
お母さんが食事をしているそばで、真剣な顔をしているわたしを冷やかすように主人が写真を撮ります。
この時ばかりは写真を撮られようが、何をされようがわたしはお母さんの手元に集中するのであります。集中したかいがあって、お母さんからトーストの切れ端をもらうのが毎朝の習慣になっています。
とんでもない習慣がついたもんだと言いながら写真を撮る主人は、当然許しているに違いありません。


今日の午後の散歩は、いつもの花見川を渡ってサイクリングロードを行くのでなくって、橋を渡って直進です。久しぶりに散歩の途中でスプラッシーさんに寄るようです。

お店に入るとちょうど大勢のお客さんが一緒になって、ワンちゃんたちもちょっと興奮気味。顔見知りの十兵衛君や慶君という若手の中にいると、さすがわたしも年寄りの部類、「ラムちゃん、おとなしいね」とマダムから頭を撫でてもらいました。
大勢のワンちゃんがいる中でも、わたしの存在が分からないほど今日は落ち着いていたので、何人かのお客さんから「おとなしいね」て言われました。

だけど何としてでもマスターだけにはわたしの存在を分かってもらいたいと、テーブルの下から出て通りから厨房のマスターに視線を送るのですが、忙しくって目線が合いません。期待は、このところ決まってくれるおやつです。
結局熱いまなざしを送るも効果なく、そのうち主人から「そろそろ行こうか」と言われてお店をあとにしたのであります。何とも未練の残る帰路でありました。