’03.9.5

きょうは朝からよく晴れて、日差しは強いですが日陰に入ると乾いた心地よい風が通ります。裏の原っぱの草もかなり伸びてきたようで、主人は朝の涼しいうちに草刈を始めました。
主人は草刈の技術が上がったからだと威張っていますが、春先から何回も刈っているせいか生えてくる雑草もだんだん柔らかい草になって、刈るのにそう時間も掛からなくなったようです。
窓を一杯に開けた居間で寝ていると、日に照らされて、刈ったばかりの草のむせるような匂いが、乾いた風に乗って部屋の中まで入ってきます。

サリーとのバトルで、このところわたしが優勢なのは柔らかいボールの取り合いです。新しいうちは空気もパンパンに入って、一旦サリーに取られると身のこなしの早いサリーから取り上げるのは容易ではありません。
噛んでいるうちにボールに歯が刺さって空気が抜けると、強引にボールをくわえてサリーの口から奪い取るのです。ここはどうも体重の差がでるようで、お腹に力の入らないサリーにとっては不利なようです。

しかしどうも体重差だけで、わたしがボールを取っているようでもなさそうな気もしています。たまにはわたしにボールを渡さないと、遊んでもらえないというサリーの思惑も最近は働いているようです。
そっとボールを口から放して、それをわたしが取っても、サリーは取られるままにしていることが時々見受けられるからです。年をとったからといって、サリーにいたわられることだけはまだされたくありませんです。

夕飯が終わって一休みした後、居間の中でわたし向けのちょっとした教室が開かれます。今日は「伏せ」の後の「寝ろ」の勉強です。
サリーは訓練所で「寝ろ」のコマンドは習ったことですが、わたしには「ごろん」のコマンド?しか知りません。やることは同じでも「寝ろ」と「ごろん」では何ともしまらないコマンドです。
この年になってと思いますが、主人の趣味でやらされた結果がこの通りです。はあ〜。

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