’03.11.10

一週間前くらいから、9日の岐阜でのドッグショーを楽しみにしていた主人とお母さん、天気のこと、サリーの体調のこと、車での長旅のこと、そしてことのほかわたしの行儀のことなど主人は心配していましたが、とうとうその日がやってきました。

前の日の夜中12時頃に出掛け、当日の朝6時頃に会場に着く予定でしたが、年を取ると気が急くとみえもう10時には出発です。
テント、バリケンなど積み込んだ車内は、走行中ミシィとも音がせず、真っ暗な中央高速を瑞浪インターめざしてひた走ります。聞こえるのは時々悲鳴にも似たわたいのヒィ〜ヒィ〜という声だけです。

会場には順調に朝4時到着、駐車場は6時開門、もう既に1台の車が待ってました。駐車場ではロウママの車との間にテントを張ってパドックを作り、わたしはサークル、サリーはバリケンの中で待機することになりました。
8時前からぽつぽつと雨が、その後本降りとなり、わたしは車のケージで待機することになりました。テントにはカーン君のご夫妻もきて、雨の中のキャンプごっこの始まりです。

幸いお昼の休憩時から雨もあがり、お母さんは余ほど美味しかったと見え、スプラッシー・ドック製の出陳者弁当を残らず食べて、早々とサリーの出番を見ようと見学者テントに行きました。テントの中は、まだお母さん一人です。
サリーの出番の間、わたしは車のケージの中で一人待ってました。程なく皆さんが戻ってきたところを見ると、今回も一回戦で終わったようです。車のドアが開き、サリーがケージに入ってきました。ご苦労さん。

3時半頃会場を後にしました。まだ明るい中央道を家に向かって走ります。いつもは悲鳴をあげるわたしもさすが疲れて、黙ってサリー共々ケージの中で横になっています。代わって今度は、積み込んだ荷物が振動のたびにミシミシ音をたてています。
諏訪湖を過ぎたあたりからまた雨が降ってきました。あたりは暗くなって、5時過くらいから雨足は一層強くなりました。結局この雨は、9時過ぎに家に帰り着くまで降り続けました。

かくしてサリーの岐阜のドッグショーは終わりました。気が付いてみると、主人もお母さんも24時間起きっ放しで岐阜へのとんぼ返り、わたしも24時間トイレの我慢、そして何よりもわたしにとって苦しかったことは、24時間ドッグフードが100gだけだったことでした。嗚呼、これって誰の犠牲。