’00.1.15

最近ちょくちょく主人に説教を受けるようになりました。ことの初めが、脱走したときの焼け残りを食したときからです。その次は、裏の空き地でリードから解き放たれて拾い食いをした後です。
その時の主人は、烈火のごとくわたしを叱りました。ひとしきり叱られた後、わたしを置いて一人で帰っていくのです。

この時は面食らいました。どうしたらいいものか、しばらくじっとしてましたが、主人はこちらを振り向くわけでもなく、さっさと帰るのです。これはいけないと思い、急いで主人の脇について歩いたのですが主人は全くの無視です。反省を込めて、下を向いてしばらく歩いていましたが、そっとリードを掛けてくれたときはホッとしました。家に帰ってからが主人の説教です。

説教は、わたしを座らせ顎に手を当てて顔を主人の方に向けさせられるのです。 「俺の目を見ろ・・・・・・」後はごちゃごちゃなにか言い始めます。
すると、あら不思議わたしの耳は後ろに倒れ、目は半開き一種の恍惚状態になってしまうのです。あとは「・・・・・・・、よし」で我に返るのです。
どうも、説教されるたびにこんな状態になるので、主人にすっかり喜ばれてしまったようです。
それと言うのも「お母さん、一度ラムのこの顔写真に撮ってよ」、すっかり説教づいてしまった感じです。しかしほんと、恍惚とした感じになるから不思議です。何でしょう。