’04.11.5

わたし達の毎日の生活も、規則正しく過ごすことが健康にいいのですが、こればっかりは自分達ではどうしようもできません。
我が家は幸いなことに、主人が退職してわたし達の面倒をみてくれているので、比較的決まった時間に散歩をし、決まった時間に食餌をしています。
おのずと体内時計も正確に時を刻むようになって、しかもわたしとサリーの二つの時計が動いているので、あまり狂うことはありません。

写真の4つのつぶらな瞳は、午後の3時半をさしています。
主人は早々と夕刊を読んでいるのですが、瞳から放たれる眼光は新聞紙を貫いて、主人の脳を刺激するほど強力です。
わたし達に気がついた主人は、まだ30分早いといってまた新聞に目を落とします。どうせ夕食の支度を仕掛かってから、わたし達の食餌の準備をするんだから、今から立ち上がってやらないと遅れるでしょうに、と訴えているだけなんですがね。

そしてきょうの金曜日、わたしの体内時計は教えてくれなかったのですが、サリーの体内時計が騒ぎ出したようです。わたしの時計も、すぐ気がついて反応しました。今日はサリーの実家のお店に、主人達が食事に行く日だということを。
毎日を刻んで7日目にはわたし達もお店に行って、お店のマスターやマダムの機嫌がいい時は、おやつをもらえることを体内時計は教えてくれるのです。
かくしてわたしとサリーの体内時計は、お互いに支えながら、一週間の時を正確に刻んでいるのであります。