’00.2.27

今日は主人の休日。このところ休日は決まってリビングに上げてもらえるようになりました。いつものテーブルの下、ただひとつ違うことはお母さんがわたしと一言も口を利いてくれないことです。昨日の一件がまだ尾を引いているようです。
わたしはとっくに食事を済ませたのですが、テーブルの上は、いい匂いがしています。これから食事のようです。

「サンダーの時も同じようなことがあったんじゃーないかな」
「あの時は、丸2日ばかり口も利かなかったと思います。結構サンダーもストレスがたまったと見えて、胃を悪くしたんじゃーないかしら。よだれのようなものを出し始めたように思います。」
「それじゃー、ラムだってかわいそうじゃないかな」
「いいんですよ、この子は」
わたしは聞くとはなしにご主人達の話しを聞いていましたが、先輩のサンダー兄貴は結構繊細だったようです。まあ、しばらく様子を見るしかないようです。

なんだなんだ、騒がしくなったぞ。「ほらみてごらんなさい、ラムは図太いんだから」
「全然反省してないようだな、大いびきをかいて寝ているよ。そろそろ仲直りしてやったら」
「サンダーのようにはならないでしょうが、それなりに気にはしている様子だし」
・・・どうもまた寝ていたようです。電子カーペットは眠気をもよおしますね。話の様子からして、許してもらえそうな雰囲気です。ほら、お母さんのお呼びです。

「ラム、来い。もう拾い食いなんかするんじゃーないよ、いいね。」そう言ってわたしの頭を軽くたたきました。これでなんとかお母さんのお許しが出たみたい。