’00.3.4

今日は朝から曇っていますが気温は高め、春の到来を予感させます。
主人と朝の散歩へ出かけました。この時期、主人は花粉症で外出の時はいかめしい格好で出かけるのですが、今日はまだそれほどのことはないようです。
あたりを見まわすと、梅の花が盛りを過ぎて寂しくなっていますが、それでも花をいっぱいにつけています。甘い香りと蜜をめがけて、目白が見かけられます。必ずペアでいるのが春の近いのを知らせています。

しばらくいくと、かなり強烈な香りがしてきました。沈丁花です。もうつぼみが開く時期なんですね。その隣にまた梅の木があります。
「チャッツ、チャッツ、チャッツ、チャッツ」、聞きなれない声がします。「うぐいすの笹鳴きだ、目白も鶯ももう民家に降りてきているんだな−。」主人が感じ入るように独り言を言っています。聞きなれない声はうぐいすだったんだ。

いつものコースを通って、幕張の浜にそそぐ花見川に出ました。水面はさざなみ一つたっていません。水も流れてないように見えるほど静かです。こがもが泳いでいます。じっとただ浮かんでいるだけのように見えます。
その時、2羽のこがもが飛んできました。今まで静かにしていたこがもが、急にあわただしく泳ぎ始めました。やってきたのは二羽ともメスのこがもで、初めからいたのはオスだったようです。ここでも春の近いのを感じます。

家の近くにきた時、電信柱の前で急に主人がとまりました。まさか、マーキングをするわけではないでしょうに、冗談も通じないような深刻な顔をして「ワンちゃんが行方不明だと、尋ね犬のビラだ、かわいそうになまだ寒いのに。」
大阪では2匹のゴールデンがつれて行かれたりして、春だといって浮かれてばかりは居れないと思いながら家に帰りました。