’05.2.20

安定した冬晴れから、周期的に雨の降る天気となりました。きのうは一日冷たい雨が降ったと思ったら、今日は曇りがちですが暖かな天気です。

話は子犬の頃に戻りますが、わたしがこの家に来た時は他に犬がいるでもなし、遊んでくれるのは主人達でした。そういう訳で人間との付き合いが主で、犬との付き合いは大きくなってからのことでした。
ところがサリーが我が家に来た時は、わたしが既に居たので、サリーの遊び相手はもっぱらわたしで、主人達との遊びはどうしても二番手になっていました。
主人はサリーが小さい頃、わたしとばかり遊びたがって主人達に余り甘えてこないサリーを心配したものでした。

そんな心配も、サリーが大きくなるにつれなくなりました。わたしが主人に甘えているとサリーも負けじと主人に甘えるようになり、主人達との付き合い方も別段わたしと変わる所がなくなりました。
ただ主人達にからかわれたりすると、そのばつの悪さをわたしに振ってくるように、わたしの首筋あたりをいまでも噛んでくるのです。

何でそんなことを思い出したかというと、きょう裏の原っぱに二人して降りた時、何時もなら主人にボールをねだるサリーですが、一人駆け出していって落ちている木の枝を咥えては、一人遊びを始めたのです。
主人がボールを見せても、その一人遊びはなかなか止めようとはしませんでした。最近はいきなりポールを投げてもらって遊ぶのではなく、何がしかの命令のご褒美にボール遊びをしてもらうので、ちょっとした抵抗をしているのかもしれません。

主人も負けじと、サリーを庭に戻してわたしとだけ原っぱでボール遊びをしてくれました。それを庭で見ていたサリーは、今にもフェンスを飛び越さんばかりに騒ぎ狂ってます。
そんなことがあったりして、今や知恵を絞りながらサリーと付き合う主人をみて、ついつい昔のことを思い出したのでありました。
わたしと主人との付き合いはって、それはもう気を使ったり知恵を絞ったりするような関係ではありませんです。