’05.5.10

毎朝繰り広げられるサリーとの熾烈なバトル、一回戦が終わると二回戦が待ち受けています。
何のことかというと、主人達の食事が終わるとわたし達のためにお母さんが取って置いてくれる、ヨーグルトを巡るサリーとの争奪戦のことです。第一回戦はお母さんが残してくれるヨーグルトです。

まだわたしが優勢な昨年1月頃
お母さんが左手のスプーンで、不自由な右手に乗せたヨーグルトを二人して競うのですから、お行儀なんかを構っている余裕などありません。
飛び散るヨーグルトが顔に掛かろうが、テーブルに飛び散ろうが一向お構いなし、右手に乗せられるかどうかのタイミングで勝負が決まります。早く舐めた方が勝ちです。
このところわたしの出足の遅さが災いして、サリーに遅れをとることが多いのが癪の種です。

第二回戦は、上の兄さんが残してくれたヨーグルトの争奪戦です。いつもほんの気持ちばかり残して、お母さんに託します。一回戦のわたしの無様な様子を哀れむ上の兄さんは、わたしのために特別な作戦を取ってくれます。
お母さんがヨーグルトを掬いはじめると、兄さんはサリーのことを呼ぶのです。呼ばれたサリーはヨーグルトへの集中が解け、兄さんの方へ行った隙にわたしはお母さんの手からヨーグルトを頂きます。サリーが戻った時には、目出度くわたしが頂いた後という訳です。
この作戦、2回目からはなかなか微妙なタイミングでサリーが戻ってくるからうかうかできません。大体二回戦はわたしの完勝に終わります。

早く主人の残りの三回戦が始まらないかと心待ちにしているんですが、頑固な主人はなかなかわたし達の期待に応えてはくれません。きっとそのうち・・・。