’05.5.23

朝主人が起きてきてから一騒ぎ、またサリーが夜中のうちに下痢で失禁してしまったのです。相変わらずサリーは時々下痢をします。
わたしと全く同じ物を食べて、なぜサリーだけが下痢をするのかわたしにも原因が分かりません。主人が言うには、多分また牛のアキレス腱の干物が悪かったんだろうということくらいです。

ケージから出されたサリーは、毎朝お決まりのうなぎ踊りはいつもの通りですが、原っぱに降りてからは脱兎のごとく走り回って草むらに消えて行きました。ウンチです。
そのうち嘔吐もはじまって、草むらをうろうろしながらウンチと嘔吐の繰り返しです。さすが嘔吐は苦しいようで、そのうちハアハアと口をあけて息をするようになりました。
主人はサリーの様子を眺めていましたが、嘔吐やウンチをするたびにそこへ行って確認をするのですが、特別心配をする様子はありません。

そのうちサリーは何を思ったか、茂った草むらの中で仰向けにひっくり返って、体をくねくねとくねらせ始めました。はじめの内は体についた汚物を、草むらに塗りつけてきれいにしているのかと思いました。が、場所を変えて何回も同じような行動をします。
そのうちまた起き上がって、草むらの隅で嘔吐をしはじめるのです。さっきの行動は、胃腸を刺激するための動作かもしれません。

主人は時どきわたしに、「サリーは犬の本能的な動作をすることがあるが、ラムはついぞ驚かされるようなそんな動作はしたことがないな」というのです。
「人工的なものでも、何を食べてもお腹をこわすこともないし」と余計なことまでのたまうので、どたまにきます。ああ、はしたない言葉を。
きっと主人はわたしよりサリーのほうが、犬本来の血が濃いのではと言いたかったようですが、裏を返せばわたしはそれだけ進化した文化犬ということですから、余り馬鹿にしないで欲しいと思いますですよ。