’00.7.22

「ラムに食べられちゃったの、心配」 「何を食べられの」 「昨日の午後2時頃だったかしら、宅急便がきたのでかがんで手続きをしてたら、後ろからきてくわえていってそのまま飲み込んだみたい。」 「何をくわえて持っていったんだい」 「髪を後ろで結わえてるリボンですよ、いつもすきあらば飛びついて持って行こうとするんだから」

そうなんです、わたしはお母さんの髪を結わえているネットのリボンが気に入って何時も狙っているんです。リボンそのものは大したことはないんですが、取ろうとすると大騒ぎをしてわたしを叱るのです。それがなんとも面白くって、やめられないのです。しかし、その後のご主人達の会話が気になります。

「それで出たのかな」 「昨日の夜はしなかったし、今朝はしたんだけど出てなかったの」 「へたをするとまた開腹しないとだめかな、朝の8時で18時間は経過しているんだから。朝食は?」 「朝はいつも通り食欲旺盛よ」 「じゃ〜夕方に期待するか、次でダメなら問題だな」

今日はそういう訳で、朝からご主人達のわたしを見る眼が気になります。やはり観察されてると言う感じです。今日も気温はぐんぐん上がって、お昼には32度くらいにはなったでしょうか。わたしはいつも通りひやっとした玄関で寝ては、誰かが外に出たついでに一緒に庭に出て日に当たっては体温調節をします。あつくなると玄関のドアを手でトントンと合図をし、また玄関に入れてもらいます。このあたりはいつもの毎日と変わりありません。

夕方4時頃に、いつもよりちょっぴり早い夕食が出ました。食事の前のお祈りはいつも通りですが、少し違う言葉が入っていたように思います。よだれがツツッと流れ落ちます。「・・・します。」それ食べれる合図だ。食欲には変化ありません。ただいつもと違うのは、食事の後めずらしく主人がわたしにかまうのです。それ逃げろ・・おっかけっこの後はプロレスあそび。ごろんごろんと転ばされるんですが、食事の後すぐと言うのも何だか変です。そう思いながら主人とあそんでいると・・・・ちょっとタイム。もよおしてきました。

「出た出た、もう安心だ。よかったよかった。」主人の喜ぶ声。何故か走ったり、転んだりするとよくもよおすんですが、ちょっと難産でしたが今回ももよおしました。それがこんなに喜ばれるとは。24時間経過後の排便に、呑みこんだ異物が無事出てきたのでありました。メデタシ、メデタシ。