’00.8.6

きょうの主人は、この所にしては珍しく時間をかけてわたしと話をして行きました。場所はひんやりとした玄関のたたきです。
話の中身は、わたしにも良く分かることなので大した内容ではないのですが、今年の夏は連日30度を越え近年にない猛暑だ、だから来年の杉花粉が心配だ、今年はセミが少ないと思っていたら8月になって急に鳴き声が多くなった、このあたりはあぶら蝉ばかりでミンミントうるさい、うるさいといえば高校野球が始まり金属バットのカ〜ンという音がうるさい、うるさいけど気になって見てしまう、稲の穂がだいぶ大きくなった、スズメも喜ぶだろう、朝こおろぎの鳴く声がした、秋が確実にやってきている・・・。

「ラム、ずいぶん汚れているな。そうか、この所いつも玄関のたたきでごろごろしているんで、それでもって汚れてるんだ。洗ってやろう。」
ちょっと気にはなっていたんですが、気が付いてくれてどうも。さすが主人、これですっきりするでしょう。

風呂場につれて行かれ、シャワーで思いっきり水に近いお湯を掛けられ、それからシャンプーです。今回は犬用のシャンプーでたっぷり洗ってもらいました。シャンプーは、以前は2回洗いでしたが1回で十分きれいになります。その方がお互い楽ですから。
洗った後は、暫く風呂場で水切りをして廊下をすっ飛んで走って行って、庭で体を拭いてもらいます。下にバスタオルを引いてもらい、その上でひっくり返りながらタオルで拭いてもらうのです。このときの気分は、もう最高。夏はこうして自然乾燥です。

乾いた頃、お母さんが庭に出てきました。「ワー、ラムの毛のすべすべして気持ちいいこと。いい香りもして、毛皮にすると高く売れるでしょうね。」いやだ〜、毛皮だなんて。いやー、それにしても気持ちのいいもんです。ホント。