’00.8.20

朝食を終え、ひとしきり庭で時間を過ごしたので、そろそろ家の中に入れてもらうためのサインを送ります。窓際でヒンヒンと鳴くか、玄関をノックするのがわたしのサインです。いつもだとお母さんが「ラム、外に居たの〜。」とか言いながら中に入れてくれるんですが、今日は反応がありません。お母さんには十分聞こえているはずなんですが。

「今日はラムに冷たくするの。」「いや、たまたまのことで全くの偶然だよ。」「いや、絶対意識しているわ。」
家の中ではこんな会話が聞こえます。わたしのことについての会話には違いありませんが、さて何の事か・・・・ああ!、きっとあのことなんだ。

事の起こりは、朝お母さんが起きてきてゲージの中のわたしの様子を見て、そのまま居間へ入っていきました。わたしはまだ朝が早いので、食事の催促はまだまずいと思って黙っていたんですが、そのまま居間に行くんであれば催促の挨拶をするんだったのに・・・。と思っていてら、その後すぐ主人が起きたらしく、わたしの方へ来る気配を感じました。
「ワ〜ヨ」 「おはよう」。・・・・すると居間の方から「なんで〜。私の時は挨拶もしないで。」

そんなことで、ちょっとしたタイミングのずれで、先にきたお母さんに挨拶をしそびれたことが原因だと気づきました。イヤ〜そんなつもりではなかったんですが。
さっきから続けていたわたしのサインに、やっと主人が腰を上げて玄関からわたしを中に入れてくれました。やれやれと思って中に入って顔を上げると、廊下にお母さんが立っているではありませんか。「ワ〜ヨ。」いち段と大きな声を出しました。・・・・「おはよう」