’21.12.8
80年前の今日、日本がハワイの真珠湾攻撃をした日。その特集をこの2、3日、テレビや新聞で見る。昭和16年6月の10日は火曜日だったようだ。

そのころは日中戦争が膠着し、重苦しい雰囲気が溜まりにたまっていた時期だったという。大東亜共栄圏を構築するという大義名分で南進した先には、英米の植民地が邪魔になる。
8、9割方米国に依存している石油が油断になると南方を占領するしかないとか、いろいろ理由はあったようだ。この日は日本軍がマレー半島に上陸した日でもあった。
それにしても16年生まれの赤子を育てるのは、大変な時代だったんだなということが今更分かっただけでもよかった。

日本はなぜ開戦したのか、昭和16年は大変重要な年だったようだ。状況からして、政府や陸海軍だけでなく、メディアを通して煽られた国民も太平洋戦争の責任があるように思う。
「お国のため」、「一億総火の玉」、「鬼畜米英」という言葉、日本の中国侵攻に米国が中国を援助したとか、今では考えられないような時代だったんだなとこの歳になって思う。

昭和6年、盧溝橋爆破事件に端を発した満州事変、それから10年を経ての米国との開戦、新聞は当時の日米戦争が現在の米中戦争に発展するのではと書いていた。