’22.1.14
地域での友人はなかなか若い時と違ってできにくいものだが、阿部さんは心を許しあえる酒友達だ。相手はどう思っているか知らないが、飲んだ時はお互いそう言いあっているので相手もそう思ってくれているのだろう。
その阿部さんの具合が悪くなってひと月以上になる。その奥さんからきのう家に来てくれと電話があった。考えてみるとコロナがまた流行っている中家に伺うこともはばかられるので、念のため電話してみた。どうしても主人の状況を話したいので、来て欲しいという事だった。

お邪魔して話を伺った。病院の診断書を見せてくれた。
家内と全く同じ病気だ。たださらに悪いことには、骨、肝臓、脳、リンパ腺にも転移していると書いてあった。奥さんは淡々と、あと1年も持つかどうかと医者から言われたと話してくれた。抗がん剤など治療方法をこれから検査して決めるという事だが、病状としては深刻だ。

帰ってから病院の本人に携帯を掛けた。声はいたって元気で一人部屋にいると言っていた。明日の役員会で、副会長二人で会長代行を説明して了解を得る予定だ。長生きしてほしいと願うばかりだ。