’22.4.13
阿部さん本人から電話をもらった、出るとか細い声で悪い連絡だと自分から言う。
昨日千葉大病院に行って、余命2か月と言われたとのこと。わざわざその連絡を電話してくれたのだ。当たり障りの受け答えをして切った。そしてしばらくしてまた電話があった。
タケノコをもらったので取りに来るかという。喜んでいくと言った。会いたいから来いという事だと察する。

早速会いに行く。初めてだがベットに寝たまま話をする。世間話をしたりして励ます。何といっていいのか迷う。私は何となく余命の話は予想していたのだが、阿部さんは果たしてどう思っていたのか。抗がん剤治療を始めたのであれば、治療して治す希望があったのだろう。

余命宣告されてからの心情は如何ばかりか。治療をすると言った段階から、治す努力を覚悟したのだろうが、家内の経験を知っている私としては何とも切ない気持ちになる。私の死生観は決めている。