Clusterは発展途上?  '22.10.22

数あるメタバースプラットフォームがある中でClusterはその一つでだが、ほかのプラットフォームを彷徨することもできず今のメタバースを云々するのは誠に僭越だ。したがってClusterのことしかわからないが、やはり比較するのは前にも書いた「セカンドライフ」になってしまう。

「セカンドライフ」はそのアプリケーションの中で、モノつくりやアニメーション作りができた。またそのための素材が有償・無償で提供されていた。土地を含めその素材を扱うことが「セカンドライフ」のビジネスモデル(マネタリング)でもあった。
余計なことだがClusterのビジネスモデルがいまいち外から見ててわからない。それはClusterの使い方、使われ方にも関係するので知ることはClusterで何をするかにも関係してくる。

前にも書いたがClusterというプラットフォームの中で、創造活動をするのは極めて難しい。創造活動はUnityやCluster creator Kitを使って外で作って持ち込んでくれという方針のようだ。作ったものは無償でも有償でも提供できる。
クラスターという日本の会社自身も素材の提供をやワールドの提供をしている。それを使ってマイワールドという世界は作れるが自由度は少ない。そのワールドも外で作って持ち込むような仕掛けになっている。

Clusterと「セカンドライフ」はこの点の違いのほかはあまり違いは感じない。どちらの方がいいかといえば、私のようなモノつくりに興味のあるものとしては「セカンドライフ」の方がおもしろい。
これからのこの種のビジネスモデルは、Web2のGAFAを通さないとできなかった仕事がWeb3の時代になって、クリエータがGAFAを通さなくても顧客を集めることができるビジネスの象徴かもしれない。

アバターはゲームやアニメがはやっている現在、そのキャラを使ってアバターとして持ち込めるのだからClusterはアバターを見せ合うのもいいだろう。アバターにしろワールドにしろクリエータとして仕事でも趣味でもやっているものにとっては、無償で遊べるClusterはいいプラットフォームだが、この先どうなるのか、「セカンドライフ」がその発展形なのかまだまだバージョンアップすることだろう。

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