セカンドライフで10ヶ月(その2)  '08.5.18

セカンドライフの楽しみにショッピングがある。それをうけて、街の至るところに店が立ち並ぶ。作る喜びの後は、作ったものが売れると至上の喜びであろう。
ところが作るものは衣服、髪、スキン、装身具と相場がきまっているので、いく所いく所こんな店が立ち並んでいる。
もう一つ多いのがクラブとかバーなのだ。さらにはこの世界もご多分にもれず、アダルト系のオブジェ、アニメが結構幅をきかせている。

息子のアバダーにはカジノをやらせてみたいと思って、パチンコ台を大きくしたようなゲーム機を作ることにした。
この世界では飛行機、自動車、バイクも人気オブジェの一つだが、そんなオブジェが楽しめるのも、セカンドライフでは物理現象を利用することができるからだ。
重力に逆らって浮遊したり、重力を利用しての自由落下ができるので、パチンコ台も現実世界と同じように、この重力を利用して作った。

何がしかのL$を出してそれ以上の稼ぎができるようなパチンコ台で、開店に当たってそんなPRをしたら、セカンドライフはギャンブルは禁止されているという忠告を頂いた。
ギャンブルのつもりはさらさらなかったが、お金を掛けること自体ギャンブルとみなされるということで、掛け金なしでパチンコをして出だまの数でL$をだす仕様に変更した。

もう一つはバーだが、懇談の場所提供のつもりで作っては見たが、予想通り人は寄ってこない。
セカンドライフは知り合いが何人か一緒に入って、わいわいチャットで楽しむことが主流なので、見ず知らずの作り物を利用して何かしようという発想はないようだ。
ならばと人集めのキャンプを併置することにした。ダンスとピアノのキャンプだ。
ピアノキャンプは、ある時間ピアノを弾いてその場にい続けることに対し、L$を支払うものだ。
ここもキャンプ情報のブログの取材を受けて、人が集まるようになった。
このゲームとバーの施設は、そうして人に集まってもらい世間話のような会話ができれば良いなと思っていたが、哀しいかなここも金稼ぎの場として黙々とキャンプして、時間が来れば立ち去っていく状態だ。
なかには常連客もいてチャットを楽しんでいく人もいるが、そんな人は稀だ。

もうひとつは、キャンパーといわれる人は一人で何人かのアバを作っては、キャンプ場に放置して稼ぐことをしている。
男性が多いと思われるが、キャンパーは女性のアバを使っては遊んでいる人も多いようなので、バーのカウンターに座った人とチャットをするにしても、何だか疑心暗鬼でおもしろくもない。
またまたそんなことならば、キャンプを作ってまでして遊ぶこともあるまいにと思うが、バーの施設を作ったり、それなりの趣向を凝らしての店つくりも道楽の一つだ。
売るものもなく稼ぎにもならないのに、キャンプで支払って人集めするのはなぜかと聞かれることもあるが、所詮遊びの道楽だと答えている。(^^;)

さて次回はお母さんのアバを紹介しよう。


一階がバー、2階がゲームセンターというゲームバーだ。奥はピアノキャンプで、座るとピアノ曲が流れアバダーはピアノを弾く動作をする。
手前はダンスキャンプだ。10分単位に確認行為をしないと失格するような仕掛けにしている。以前は放置可能だったが、チェックするようになってからトンと来場者が減ってきた。


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