2006.7.10 >TOP
老人性痴呆 一ヶ月に亘るドイツワールドサッカーもイタリアの優勝に終わって、明日からは静かになることでしょう。
それにしても決勝戦延長後半、ジダンのヘットバットは相手がオーバーアクションにしても、よほど強烈だったのでしょう。シャツを引っ張られて何か言い合っていたようですが、いきなり胸元へヘディング、相手はもんどりうって仰向けにひっくり返りました。
試合中、ジダンのすごいヘディングシュートは惜しくもキーパーのパンチに阻まれましたが、憂さ晴らしのこのヘッドバットでレッドカード、大事な決勝戦で退場の幕切れ、しかもこれで引退とは残念なことです。
年をとったとはいえ、まだまだ我がご主人様達よりもうんと若いんですから。

「ラム、ベンチへ上がんな・・・・、違ったサリーだ。ラム、ごめん」
「サリー、来い」
せっかくひんやりタイルの上に横になっていたのに、主人の命令なのでやっとの思いで立ち上がって、ベンチに乗ろうとするとサリーと名前を間違えたんですって。最近こんなことは、あまりめずらしくありません。

朝のヨーグルト争奪戦の前。
「それではラムと・・・・・・・」「なんだったっけ」
主人が「魔法使いでしょう」というと、
「そうか、それではラムとサリー、いただきます」
争奪戦の前の緊張した一瞬、何ともずっこけてしまします。これも、あまり珍しくありません。サリーを思い出しても、私の名前を思い出せないこともしばしば。

私は自分の名前を呼ばれるとまだ体が動きます。私もそのうち、ラムって誰のことだろうと思うような時が来るのでしょうか。哀しいことです。
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