2006.9.16 >TOP
年々歳々



梅雨の合間と同じように秋雨の合間ってあるんですね、きのうきょうと秋らしい天気です。
途中で稲刈りを止めていた田んぼも、刈り残した稲を刈っています。今年は収穫を前に倒れた稲が多いように思います。これも長雨のせいで、根がしっかりしてないのかもしれません。
裏庭の彼岸花も、忘れずに一斉に花を持った茎が立ち上がってきました。何の手入れもしないのに、年々歳々花の数が増えてゆくように思います。

忘れもしません、暮れも押し詰まった私が一才の時です。主人はタオルを食べて苦しんでいる私を見て、吐き戻すのには草を食べるといいだろうと、近くの雑草の生えた林に連れて行ってくれました。
その時雑草に混じって、ひときわ青々とした細い葉をした草が群生してました。それが花が終わった後の彼岸花の葉だったのです。
後で物好きな主人がその球根を裏庭に植えたのが、毎年今の時期花を咲かせるこの彼岸花という訳です。
一般にはあまり印象のいい花ではありませんが、花も一風変わっていて、開花の時期は北の方から南に下ってくるという、一般の花とは逆の咲き方をする変わり者らしいです。

年々歳々変わることなく咲く彼岸花ですが、どうも今年の私の換毛はいつもの年と違ってのべつ毛が抜けるって感じです。
春先から抜け始めた毛は、その後ず〜と抜け続けています。そのお陰で居間はいたるところに私の毛が落ちていて、サリーが庭に出るときは体中私の毛を一杯纏っていて、申し訳ないと思っています。
どうも年を取るとメリハリがなくなるというか、切れがよくありません。体の切れも鈍りますし、頭の切れも用足しの切れもいまいちです。
もっとも用足しの切れが良くないのは、草の食べすぎと思っているのでありますが、なんとも哀しいことではありませんか。
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