2005.8.1 >TOP
処夏


千葉のこのあたりもやっとここ数日、アブラゼミの声を聞くようになりました。
裏の原っぱのすこし先に大きな森があって、毎年その森からセミの声がやかましく聞こえてきたのですが、はたして何時頃から聞こえてきたのか知らん。きょうはもう8月というのに、今年はまだ静かなものです。

そういえば庭のもちの木は、今年は一つとして花が咲きませんでした。去年はあんなに沢山の実を持ったのに、今年はこれでは一つも実をつけないのでしょう。その代わり小さな毛虫の糞が、やたら木の周りに落ちています。
毎年イルミネーションを飾る頃は、常緑の緑の葉っぱに赤い実が映えてクリスマスムードを醸し出してくれていたのに、今年はそれも見られないのでしょうか。実を食べにるヒヨドリともども、今から寂しい気がします。

そうはいうものの、現実のこの毎日は暑い日が続いています。クーラーのお陰で、居間にいるとこの暑さもついつい忘れてしまうのですが、果たして体にとってはどうでしょうか。

緑のうっそうと茂る森の中、一歩森をぬけると青々と茂る芝生の大地、その先には清流が流れる小川があって、小鳥やセミがうるさいほどに鳴いています。
芝生を走り回って暑くなると木陰で一休み、喉が渇くと清流を飲んでついでに水遊び、やけに体が冷えてきたと思ったら・・・・居間で昼寝をしていて体が冷えてきたようです。

主人が庭に出たついでに私達も庭に、冷えた体は日向で温めるに限ります。ぎらぎら照りつける太陽を体いっぱいに受け、暑いタイルの上でしばし冷えた体を温めます。
これが現実の、私達の何とも味気ない夏の過ごし方なのであります。はい。
BACKNEXT