2006.1.25 >TOP
咄嗟の訓練

朝ケージの中に敷いている毛布を見ると、私のものはさほど乱れていませんが、サリーの毛布ときたら何時もぐじゃぐじゃです。朝食の後、これを直すのが毎日の主人の仕事です。

今朝も主人はサリーの毛布を敷きなおしていましたが、その後どういう訳かケージの前でうずくまってしまいました。そのうち、う〜んと言いながら頭を抱えています。

それを見たサリーは、寝ていたソファーから飛び降りて主人の所に飛んで行きました。暫く手や頭を嗅いでいましたが、そのうち主人の横に寝っころがってしきりと尻尾を振っています。
「サリ〜、サリ〜。ドア・オープン。お母さんを呼んできて!」
頭を抱えながら、主人は苦しそうにサリーに言いました。

それを聞いたサリー、引き戸に付けているサリー用の取っ手を咥えて戸を開け、洗面所にいたお母さんの所に飛んで行きました。
何事かとサリーと一緒に主人の所にきたお母さん、それを見て起き上がった主人、サリーは尻尾をブンブン振って喜んで主人に飛び掛っていきます。
「そうかそうか、お母さんを呼んできてくれたか。グ〜、グ〜」

「何回かこんなことをすると、不意に倒れた時には、何も言わなくてもお母さんを呼びに行くようになるかな」
以前こんなようなことをテレビでやっていたことを見ましたが、主人は思いつきで試しにやってみたようです。
引き戸には、以前介護訓練の練習をした時のサリー用の取っ手がまだ付けてあります。サリーは今でもそれを使って引き戸を自分で開けることがありますが、咄嗟に使えるとは大したものです。
私ですか?、私はソファの上で、このバカらしいありさまの一部始終を日記に書かなくてはと、じっと観察をしていたのであります。はい。
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