2006.3.2 >TOP
二人のおじさん 3月になってもなかなか春の陽気にはなりません。きのうの雨も上がって暖かくなると思っていたら、また寒気がやってきているそうです。
しかし、今年の桜の開花予想は、関東でも例年より一週間くらい早いそうで、これから一気に暖かくなってくるのでしょうか。

花見川の散歩で、会うと必ず私達のことを撫でて可愛がってくれるおじさんが二人います。初めのうちこのおじさん達とは、挨拶もしないで素通りしてた関係ですから、人間との付き合いは複雑なものです。

私もサリーも、「あ、猫だ」とか「お母さんだ」とか言われると、どこどこってな感じであたりをキョロキョロ探します。寂しいことですが、その反応も私はとんと鈍くなってしまいました。
ところがサリーは犬生経験が私より浅いこともあって、騙されてるとも知らずすぐ反応して、背を高くして「どこよ、どこどこ」と進んで行きます。
そのことを利用してかどうか分かりませんが、このおじさんが遠くからやってくるのが見えると、主人がそっと「あっ、おじさんだ」と言うのです。
するとサリーがいつものように、どこどこって顔を上げて探すものですから、向こうから来るおじさんから見ると、自分を見つけて喜んでいるように見えるらしいのです。
「いや〜、遠くからすっかり分かっているみたいだね〜」と言いながら、しっかり撫でてくれます。
もう一人のおじさんは、自分も演技をしてそっぽを向いて通り過ぎようとするのですが、私達が尻尾を振って近づくものですから、すっかり相好を崩してかまってくれます。

最近はマスクをして口元が分からないこともあって、主人の掛け声もエスカレートしています。それにつれサリーの勢いも、ますますオーバアクションになっています。
二人のおじさんにすっかり可愛がられて、横を通る人も楽しそうに眺めて通るので主人もまんざらではなさそうです。
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