’07.3.29
暖かい朝です。この調子だと桜も一気に満開となるのでは。
庭で朝食を待っていると、近くの庭から鶯の鳴き声が聞こえてきました。この鶯、きっと2月頃から鳴きはじめたあの鶯に違いありません。
酔狂な主人は、鶯が近くて鳴いているからとお母さんを庭に呼びだして、二人して真剣に耳を澄ましています。鶯はそんなことはもちろんお構いなし、マイペースでなきつづけています。

鶯の鳴き声が別段珍しい訳ではありませんが、家の近くで聞くことはほとんどありません。それにしても、2月の半ばに聞いた鳴き方とは雲泥の差、どもることもなくオーソドックスで上手に鳴いています。それに声がなんともまろやか、なかなかこんな声は聞いたことがありません。それほどうまい鳴き方です。

9時過ぎにはいつものように、主人とサリーで散歩に出掛けました。私は体調もいいのですが、この散歩は最近主人の運動も兼ねているようで、私が一緒だと歩くペースが遅いといって私は敬遠されています。
そのかわり午後の夕食前には私とサリー一緒で、ゆっくりしたペースで近くを散歩してくれるのでそれでいいと思っています。

花見川沿いは千本桜と称して、市内でも桜の名所になっているそうです。きょうのところはまだ2分咲きといったところです。前にも触れたことがあるんですが、2年前に地上1m位まで見事に張っていた枝を落としてしまい、今では高い枝に桜の花が咲いています。
特段邪魔になるような枝でもなかったのですが、おかげですっかり桜の風情がなくなってしまいました。だれのセンスで剪定をするのか知りませんが、枝が低いと危険だというお役所都合なら何をかいわんやです。
そんな気持ちで桜の下を通っていたら、鶯の声が聞こえました。このあたり、去年の鶯の鳴き方が余りにも下手だったので、それを聞いて育った今年の鶯はどんな鳴き方をするだろうといささか心配でしたが、まあまあまともに鳴いています。しかし、けさ方家の近くで聞いた鶯の鳴き方にはかないません。
そういえば、きのうツバメの鳴き声を聞いたのですが、姿を見ることができませんでした。帰り道、またツバメのさえずる声がするのでさがしてみると、高い伝染の上で仕切りと鳴いています。先行してやってきたツバメでしょうか、いよいよ春本番の感じです。