’07.12.15
はや師走も半ば、今年も半月を残すばかりとなりました。
7月半ばから始めた「セカンドライフ」も、動作する犬の動きもパターン化して代わり映えのないものになってきました。言ってみれば壁のようなものです。
この壁を破って、また違う動きを模索するには結構な学習が必要でしょう。
リンデンスクリプトも初級を終えて中級になるのでしょうが、この壁が破れるかどうか。

ドッグショー(ラブに限ってのことですか)関係のブログを拾い読みしてみますと、11月にあったラブ単独展の話題で賑わっています。
その中でもコンスタントに入賞する「キング」号の活躍はすばらしいものです。群馬の単独展では栄えあるBOSに輝き、イカママさんのうれしそうな顔が浮かんできます。おめでとうございます。
そんなう雰囲気に身を置いたことも遠い昔のことのように思い、今はわが身の運動を主目的に、二人の娘と遊んでおります。

ことしの冬は暖冬なのか厳冬なのか、地球温暖化が取りざたされている割には寒い日が結構多いように思います。
裏の原っぱも11月頃から霜が降りて、娘たちの動きも活発になっています。
とりわけラムの動きがいいのには、うれしいやら驚くやら、この冬も元気で過ごして欲しいものです。

早朝原っぱに下りてフリーで遊ぶラムは、相変わらずマイペース。呼び戻しも聞こえていながら聞こえぬ振りをして、向こうの方でせっせと匂いを拾ったり草を食んだりして、一向に主人の言うことを聞きません。
それを見ているサリーは、いたたまれなくなってラムのところに飛んでいっては、「主人が呼んでるよ」と促します。素っ飛んでくるサリーを見ると、さっと避ける身のこなしの素早さは、長年の修練の賜物かと変な主人の感心をよそに、主人の方を一瞥してはまたふらふら匂いを拾っています。
このラムの動き、匂いを拾うというよりも、どこかに食べ物が落ちてないか探して回っているように見えて、主人としては何とも情けないやら腹立たしいやら、ついラムをしかりつけることになります。

そんな主人の感情を察してまたまたサリーの出番です。このあたりが主人の舎弟と言われる所以かもしれませんが、今度はラムを攻め立てるのです。
もちろん本気でないことは見てて分かりますが、ラムをいたぶっているのは見ても明らかです。
ラムもそのことは心得たもの、さっとひっくり返っては足で応戦。立って立ち向かうと分の悪いことを百も承知のようです。

ひとしきり遊んでから主人が庭に戻ろうと娘達に促します。サリーはいち早く反応、さっそく庭に駆け上がろうとしてラムを一瞥、相変わらずふらふらしているラムを見ては、ラムのところに飛んでいって「帰ろうよ」と体をぶっつけるのです。
自分の意思が通じたと見ると、サリーはさっさと庭に駆け上がってきます。原っぱを見てまだラムがうろうろしていると、またしてもサリーは原っぱに下りて行きラムに「帰りますよ」と注意しています。
自分が先に立ってまた庭に駆け上がるサリーの後につづいて、やっとラムも庭に駆け上がってきます。主人がひっくり返って肩の筋を切った1mの段差、まだまだラムも元気に登ってきます。

何ごとにもサリーに主導権を奪われているようなラムですが、サリーもラムの動きを注目しているようで、ラムのすることをよく真似します。
残念ながらその真似事、主人にとってはあまりまねて欲しくないことが多く悩ましい限りです。
そんな2頭の仲でもちゃんと道義があるようで、感心することも結構多くあります。サリーの性格を承知しながら、付き合っているように思えるラムにはそれなりに感心仕切りな主人です。
少しはラムも持ち上げないと、ラムに恨まれそうな主人の戯言でした。どうも。