’08.6.25
サリーの実家、ドッグカフェのスプラッシー・ドッグが今月をもって閉店するとの知らせを見て、夕食を食べに行きました。これが最後の食事になると思うと、食事が出るまでの間お店の中を見渡しながら、色々な思い出をなぞっていました。開店してから7年が経過してます。

このお店に最初に行くとき主人が心配したのは、わたしがお店でじっと静かにして居れるかということでした。ドッグカフェは初めての経験でしたし、主人達の食事の傍に一緒にいることも経験がありませんでした。しかしそれも主人達の杞憂でした。

開店の年の暮れにサリーが生まれ、我が家にやってくることになりました。このお店がなければ、サリーが我が家の子になることも無かったのだと思うと、感慨もひとしおです。
そしてそのサリーが逝った年にこのお店も閉店することになって、何だかサリーはスプラッシー・ドッグと一緒に生きてきたように思え、不思議な因縁を感じます。

思えばただ犬と共に生活していた環境から、サリーが来てスプラッシー・ドッグで色んな経験をさせてもらうことによって、犬との共生を深く考えることができたように思います。
そして何よりも、ドッグショーやオビディエンスを通して、犬との共同作業を経験することができたことです。このことによって、犬を一層理解することができたようにも思います。

主人にとっては、ちょうど退職とお母さんの発症で今までの生活が一変した時期、スプラッシー・ドッグを通して新たな世界を教えてもらったことは、閉ざされそうな世界が明るく開かれた新世界に変わったと感謝しています。

チーム・スプラッシーとしては人生の一こまが終わって、これからまた新たな舞台に立つことになるのでしょうが、いつまでもわたし達のことを思い出して、また大いに活躍してもらいたいと願っております。ほんとにありがとう、お疲れさま。