’11.12.24
今日は介護の話をはずれてちょっと気になった記事を新聞で見つけたので、たまには紹介を兼ねて書いて見ます。こんな話題は「ラムの喫茶室」に書いていましたが、書き散らかすのもしんどいはなしなので日記に書きます。一つは長生きのはなし、もうひとつは日本人の心の話。

教養度が高かった明治時代に比べると、近頃の日本人が少しずつ子どもっぽくなった気がする。定年の延長で社会的寿命が一気に延びた。医療や福祉が充実して身体的寿命も延びた。このことで人生が引っ張られて延びた。
すると自然に人間が昔より若くなったということではないか。
若くなるとよいこともあるけれども、悪いこともずいぶんある。若返るというのは、いい方を変えればバカになるということでもある。

なんだかわたしのことをいわれているみたいで。これは浅田次郎さんの講演の一部です。次はがらっと話題を変えて、主人の愛する大相撲のことです。

不正をなくし、白黒をはっきりさせるためのルール化など西洋的なスポーツへの衣替えすら迫られる大相撲。その先に何があるのか。
「賛成か反対かはっきり決めなくてはいけないのが時代の空気。ただ、物事の曖昧さを残すような余裕がない社会はどこかで崩れてしまうのではないか」と、社会評論家の分野でも活躍する写真家で作家の藤原新也氏は語る。
割り切れないものを割り切れないままにしておくのは日本的な知恵だったのかもしれないが(対戦相手の個人的事情を考えて手心を加える「人情相撲」なんかの事を指している)、大相撲の置かれた現状をみると、そんなのんきな構えで許される時代ではなくなった。

年齢がいって介護が必要になった今の私に、犬としてのしつけを強要されるのも何かと思いますが、自由に動けない今の私に対してはここは一つ人情味のある対応をお願いしたいところであります。イヒヒヒ・・・。