メタバースで何を  '22.10.7

「cluster」に入って自分のデフォルトアバターを作って少し彷徨してみた。その感想はまだ経験が十分でないので、いろいろやってみてから書くことにする。あらためてメタバースについて考えてみた。
勝手な経験だけで書くメタバースについてだから不十分甚だしいが、東大のメタバース工学部の講座受講を申し込んだので、講座に出席が許された時の予習として考えをまとめてみる。

メタバースを使う目的を考えると、1.ゲームで遊ぶ、2.コミュニケーションをする、3.オブジェクトを作って楽しむ、4.オブジェクトを作って商売する、5.商品の宣伝をする、6.教育手段として使う、7.ライブ会場で遊ぶ、8.ライブを主宰する、9.疑似体験をするなどだろうか。
メタバースを個人で使うのか法人として使うのかによっても目的は違うだろうが、そのどちらであってもできること、やることは同じだろう。個人でみた場合、素人とクリエーター、そして趣味としてのそのどちらでもない人が使うことによっても目的は違ってくる。

メタバースを考えるとき、住民として中に入って使う側と中で住民に使ってもらう側そしてメタバースのプラットフォームを運用するいわば地主さんがいる。
使う側の住民はゲームをしたりイベントを楽しんだりで利用するが、使ってもらう側はいかに住民を集めるか、来てもらうかに注力する。これが企業だと商品の販売に繋げなければならないので、遊びとは当然違った考えで取り組むだろう。
そこで問題になるのが、どれだけの住民が使ってくれるかだ。ビジネスとしてメタバースの利用を考えたとき、人が来ないのではビジネスとしてメタバースを使うメリットはない。

今は騒がれているメタバース、インターネットSNS、昔聞いたような言葉だ。果たしてメタバースはこれから先も栄えるのだろうか。コロナで対面の接触が難しくなってから、リモートワークが盛んになって、仕事もJOB型の成果主義に変わってきた。
そんな流れの中で、メタバースも仲間入りできるのだろうか。「セカンドライフ」を経験したものとしては疑問符がつく。
メタバース関連でない一部の企業もメタバースに飛びついているが、どんなビジネスを考えているのだろうか。メタバースを通して扱う商品が販売できるのだろうか、あまり想像ができない。いずれにしても、この仮想空間に入ってくれる住民によることは間違いない。
この年になってメタバースで遊ぼうとは思わないが、メタバースの辿る過程は大いに興味がある。

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