セカンドライフの訓練犬たち  '07.12.18

セカンドライフを始めて思い立ったのが、現実の世界では叶わなかったブリーディングをしてみようということだった。
実際には子犬を産むわけにはいかないので、犬のオブジェクトを作ってそれに犬らしき動作をつけようということだ。

犬のオブジェクトを作り動きを入れると、現実と同じ自由な土地でゆっくりと遊ばせてやりたいと思う。
セカンドライフでは自分の所有する土地では、オブジェクトを作ることもできるしスクリプトを実行することもできる。しかし他人の土地では許可をした土地を除くと(例えばサンドボックス)、オブジェクトを画面にだすこともスクリプトを実行することもできない。
最初のうちは狭い土地の中で作った犬を動かすと、作りの悪いこともあって何処かへ行ってしまうので、PCをオンにして常時監視しておかなくてはならなかった。

セカンドライフのペットショップに行くと、広いながらも限られた範囲で動き回るペットをみる。どうしたらある範囲しか動かない犬を作ることができるのか、独学ではなかなか分からない。
また、動かしたい方向に頭をいつも向けておくことや、人が来たらその人の方に近寄っていくような犬を作るのもはじめのうちはなかなかスクリプトの作り方がわからない。
とにかくPCを落としても、犬が限られた範囲から脱走しないようなスクリプトを書くのに苦労した。
犬も増え、自由に遊ばせる土地も欲しいということで少し広い土地をてあてし、犬も多く生まれたことだということで犬舎を作って遊ぶようになった。

作った犬も色々だったが、今いる犬はその中で動きのいいものを残した。
主人と一緒に歩く「お散歩犬」、占いをする「占い犬」、空を飛ぶ飛行犬「ワンボ」、SIMを遊覧する「遊覧犬」、宝探しをする「宝探し犬」、そして今作っているのが二足歩行をする「ラブ太郎」だ。
そろそろ犬のオブジェクトやスクリプトもワンパターンになった。次なる動きを目指して、少し見学して回る必要がありそうだ。


月夜の晩に占い犬が占いの玉を運ぶ。この玉の中に占いを言う生意気な犬がいる。


遊覧犬が、クリスマスツリーで飾られた街を遊覧する。

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