’03.11.9

ラブの単犬種展、サリーの所属クラブの主催、英国人のジャッジということでサリーにとっては楽しみな出陳です。そして体調も戻ったサリーに、かすかな期待の持てる出陳でもあります。

ショーを楽しむという点からも、家族して参加できるればそれに勝るものはありません。そのためには、ラムも同行できるようラムとサリーが乗れる車用のケージを作り、家族総出の参加となりました。
オーナーハンドラーとしては3回目の出陳で、パドックの作り方も要領を得て、知り合いの方々も加わっての楽しい出陳となりました。

ベビー・パピーマッチショーも併催の128頭のラブのショーは、見るだけでも楽しく壮観です。最初の参加の時は、バリケンの中で一人待機させるサリーのことが気になりましたが、サリーにも待機モード、我慢モードがあるようで、あまり気にしないでショーの進行具合、ジャッジの審査の様子を事前に観察、勉強することができるようになりました。
過去のショーや練習でのサリーの様子を見ていると、審査ではテンションが上がらず、従順すぎて覇気を感じられないことも考え、今回はできるだけバリケンの中で待機させ、タオルを掛けたりして外界から遮断しておくことにしました。出陳頭数も多く、結局出場までに6時間ほどバリケンの中で待機させることになりました。

lab-world MLメンバー正木さん撮影
そんな効果もあってか、出場してのテンションの上がり具合や、フリーステイの覇気は今までになく満足の行く状態だったと思います。
しかし、これも練習の時に気になっていたことですが、リンクを走る速度が遅く躍動感があまりないことです。マイペースだったこともあり、最初のリンク2周のラウンドでは少し前のラブとの距離が空いてしまいました。
ジャッジから指示されたトライアングルとアップダウンは、素直すぎるほど無難にこなしました。終わった後、サリーを指導してくれた訓練士さんのアドバイスは、「サリーの良さは、ハンドラーに飛びついて走るぐらいの元気さですよ」。

サリーのショーも緊張と楽しさを味わって終わりました。ちょっぴり期待感もあったショーでしたが、まだまだサリー本来の元気で溌剌とした姿を引き出せずに一回戦で終わりました。
不思議なことに家に帰っ後サリーは、「一緒に仕事をしたんだよね」というような、今までにないような緊密感を持って私に接してくれた気がしたのは、あながち気のせいばかりでもなさうに思われます。