◆はじめに
◆訓練のメカニズム
◆犬の喜求性
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遊びと訓練
サリーは訓練に喜求欲がない、動きに覇気が感じないということでその改善に取り組んでいます。
サリーはボール遊びが好きなことを利用して、訓練の中にボール遊びを取り入れて練習をしています。命令が旨くできた時のご褒美と、訓練の途中にボール遊びを入れて、いつボールが飛び出すかわからないという意外性を利用しています。それによって訓練への緊張感と、ハンドラーへの集中を期待しています。
やり方は基本となる脚側行進の途中で、いきなり予想もできない時にボールを投げています。
前に投げたり、後ろに投げたり、時には目の前にボールを上げたりしています。その度にサリーは脱兎のごとく、ボール目掛けて走っては咥えて持ってきます。
この練習の成果で、脚側行進のときは常歩行進でも速歩行進でもハンドラーとアイコンタクトをとりながら行進するようになりました。
これによってもう一つ改善したことは、アップダウンやラウンドのトロットの走りが今までよりも早くなったことです。ハンドラーを注目することによって、ハンドラーの走しりに合わせて走るようになったからでしょう。
果たしていつ、どこでもこの練習の成果が出るかどうかが気がかりです。
もう一つ改善したいことは、ステイの時の喜求欲です。ステイのポーズの時集中してアイコンタクトできるかどうかで、体の緊張感が全く違ってきます。
ただぼんやりとポーズをとるだけだと、体からの喜びが全く伝わってきませんし、見た目も美しさを感じません。
短時間に集中することが要求されるだけに、サリーの好きなボールやおやつを使うのですが、なかなか集中してくれません。サリーの中に、何か引っ掛かるものがあるように思うのですが、まだそれが何だか掴みきれてないのが現状です。 |